20th.FREE WAY DANCE FESTIBAL 第一幕

舞台構造

 

「一番良い映画は一番新しい映画です。
あなたのような若い人がそんなこと仰っちゃダメよ」

淀川長治

 

「FREE WAY DANCE FESTIBAL」。
フリーウェイダンスフェスティバルの良いところは、常に新しいことだ。
一番良いフェスティバルは一番新しいフェスティバルだ。

発表会当日が終わって、寝て起きて次の日の朝になって、仕事が終わってスタジオに行けば、とっくに過去の遺物だ。スタジオでも誰一人、ろくに覚えちゃいない。あの時は・・・この時に・・・決してふりかえらない。

思い出に誰一人、浸っていない。

それでいい。

だから常に新しく、また限りなく若い。

映画を観ることは娯楽ではありません。映画は人生の教科書。人間勉強の場なんです。
〈中略〉
だから、わたしは一週間に一回ぐらいは映画を観に行ってほしいと思っています。
なぜ、観て欲しいのか。
それは映画は現代の教室。”今日のもの”だからなんです。どんな作品でも現代とともに生きているんですね。人間関係の葛藤、生活の匂い、風俗などが今の感覚で描かれていますね。
ですから、昔の名作をごらんになり勉強なさるのもいいでしょうけれど、新しい作品をどんどん観てほしいんです。
 〈中略〉
今、世界の人間がなにを考えているのか。映画はわたしたちにそれを教えてくれているんですね。
そんなわけで、みなさんも面倒くさがらないで、新しい映画をどんどん観て、ご自分の栄養にしてほしいと思います。

淀川長治 『日々快楽』

 

発表会は「発表会」に過ぎない。映画と違って人生の教科書とか人間勉強の場とか、そこまで言うつもりはない。しかし「今日のもの」というのは賛成だ。

栄養にはならないかもしれないが、教養にはなるだろう。生きて動いている「舞台裏」を知ることが出来る。あなたがどれだけ緊張しようが舞台はあなた以外の多くの人によって進行していく。
どういう想いがあれ、「真実」はその人の立場によって複数存在する。しかし「舞台」は「事実」であり、始まってしまったら、それ1つしかないのである。

 

カール・ラガーフェルド(1933~)
「シャネル」のアーティスティック・ディレクター
自身の名を冠する「カール・ラガーフェルド」の元締めでもある。

「私は過去に価値を見い出しません。行動に移す前に考えることが必要だと思っています。過去についてメモをとる必要はないし、過去に成功した誰かについて知りたいと思うこともありません」。

「私は『シャネル』や『フェンディ』のアーカイブを詳しく調べたことは一度もありません。それは、私にとって不健全なことなのです。でも他の人たちにとってはそれが面白いのは理解できますよ」

http://www.afpbb.com/articles/-/3047039
2015年のインタビューより抜粋

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