蝉の初鳴きを聞きました。

  

  

 

夏です。私は夏が好きです。
それもこの7月の、今まさに頂点へ向かう上り坂にあって現在進行形の盛夏が大好きです。8月になってしまうと、いくら暑くてもそれは下り坂にある残暑に過ぎません。翳りが見えてしまうのが何とはなしに寂しくなります。

 

日本人と欧米人では、虫や鳥の鳴き声、ひいては川のせせらぎなどの自然音に対する認識が違うという話を聞いたことはありませんか?
それらがただの雑音ではなく、鳴き声あるいは音色として認識できるのは特に日本人と古代ギリシャ人(?)が秀でているそうです。人間の右脳は音、左脳は言語。日本人は蝉や虫の音などは左脳で聞き、「ミーンミーン」「ホーホケキョ」といった言語として認識しますが、欧米人は右脳つまり雑音として認識するらしいのです。また、言葉や日本語独特の母音にも関係しているそうです。

鳴き声の美しい蛙を飼育するために「河鹿籠(かじかかご)」と呼ばれる専用容器が存在したり、野鳥を飼育し声の美しさを競わせる文化があったり、鈴虫に代表される様々な鳴虫の飼育法が昔から伝えられていたりしますように、音に対する感受性は「風情」あるいは「情趣」というようにも言い表されてますね。言葉的に理解しているということでしょう。

  

 

一方で、ダンスのレッスンでも「ここはサッと横を向く!」とか「脚はビュンと動かす!」とか、先生方がフリや動作の説明されているのを聞いたことがありませんか?
その「サッ」や「ビュン」こそが日本語の特徴である「オノマトペ」です。擬音語と擬態語の総称で、音の模倣によって物事や動作を命名したり、それによって言葉を作ったりすることをさします。状況や動作のニュアンスなどはほぼ問題なく伝わりますよね。

自然の音色を言語化して聞き分けることができ、また動作や状況を音で表すことが出来る日本人の中でも、関西人はとくにその傾向が特に強いみたいです(笑)

ちなみに、他言語では類したものがない最高傑作と呼ばれるオノマトペがあります。
無音状態をあらわす「シーン」だそうです。

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